欧州議会は7日、「EUとインド太平洋地域の安全保障に関する課題」報告案を可決し、台湾がインド太平洋地域における重要なパートナーであり、民主主義の盟友であるとみなしました。
これを受け外交部は8日、大いに歓迎し、心から感謝するとともに、台湾海峡およびインド太平洋地域の平和と安定を維持するため、緊密に協力し続けていくとしました。
この報告案は、欧州議会で、賛成474票、反対60票、棄権80票の圧倒的多数で可決しました。
報告案の中には、随所に台湾海峡の安全に関する懸念が示されていて、中国が台湾に対して領土保全を脅かしており、地域の安全と安定に有害であることを強調。いかなる脅迫や台湾海峡の現状を一方的に破壊するような行為には反対するとしています。また、中国がロシアによるウクライナへの軍事侵攻と台湾の治安情勢を同列に宣伝しようとしていることにも強く反発しています。
報告案では同時に、インド太平洋地域の平和と安全を促進するために台湾が積極的な役割を担っていることを歓迎し、台湾はEUにとってインド太平洋地域の重要なパートナーであり民主主義の盟友であるとみなし、EUと台湾が幅広い分野で交流と協力を強化していくことを要請しています。また、台湾が世界保健機関(WHO)を含む国際組織にオブザーバーとして参加することを改めて支持しました。
外交部は、今年欧州議会は、立て続けに「香港における基本的人権の侵害」に関する緊急決議案、「共同外交および安全政策(CFSP)」、「共同安全および防衛政策(CSDP)」に関する年次報告書、そして「外部勢力によるEUの民主プロセスへの干渉(偽情報を含む)」に関する政策提案報告書など4つの報告書を可決したのに続き、今回の「EUとインド太平洋地域の安全保障に関する課題」報告案は5つ目の可決であると説明。
欧州議会が、国際社会が今年の世界保健機関(WHO)の年次総会での台湾支持の行動を継続し、台湾の国際組織への参与を引き続き支持してくれていることをうれしく思うとしました。
外交部は、欧州議会が自主的な行動を通じて台湾を強く支持したことは、世界の民主主義陣営が重視する台湾海峡の安全と安定のコンセンサスを反映するだけでなく、中国による地域の平和と安定の破壊に対する欧州議会の高い警戒心を改めて浮き彫りにしたと述べています。
(編集:中野理絵)