蔡英文・総統が7日、台湾を訪問中のスロバキア国民議会と同国ブラチスラバ県による合同訪問団一行の表敬訪問を受けました。
中央ヨーロッパに位置するスロバキア共和国国会のミラン・ローレンチク(Milan Laurencik)副議長、国会で親台湾派グループの代表を務めるピーター・オススキー(Peter Osusky)議員、それにブラチスラバ県のジュラジ・ドロバ(Juraj Droba)県知事を含む国会議員や自治体首長など計10人が5日から10日にかけて台湾を訪問しています。
蔡・総統はあいさつの中で、台湾から新型コロナウイルス感染症支援物資を受けたスロバキアが台湾に新型コロナのワクチンを無償提供し、共に国際社会で「善の循環」を作ったこと、および閉幕したばかりの世界保健機関(WHO)の年次総会である世界保健総会(WHA)で台湾の参加への支持を表明したことに謝意を表しました。
蔡・総統によりますと、昨年台湾の国家発展委員会の龔明鑫・主任委員がスロバキアを訪れ、スロバキアのカロル・ゲレク(Karol Galek)経済副大臣も12月に台湾を訪問し、第一回台湾とスロバキアの省庁横断経済協力会議を開催し、16項目の覚書を交わしました。多くの分野で深く交流しています。
今年、工業研究院の半導体専門家による訪問団、国家発展委員会の委託を受けた、台湾の投資会社も相次いでスロバキアを訪問したことから、双方の産業面における協力関係がさらに深まることが期待できるということです。蔡・総統は、台湾とスロバキアは、世界各国が関心を寄せている議題について引き続き協力し、より緊密なパートナー関係を作るよう期待を寄せました。
蔡・総統は、「ロシアによるウクライナ侵攻を受け、台湾とスロバキアは手を取り合ってウクライナを支援、スロバキアに避難しているウクライナ人にも温かい手を差し伸べている。これから台湾とスロバキアは、理念の近い国々と連携を強化し、強靭性のある民主陣営を構築し、台湾のため、世界のためにもより大きな貢献ができると信じている」と述べました。