海外からの新型コロナウイルスの新規感染者が市中感染とほぼ同じようなレベルになり、市中感染より少なくなった日もあったことから、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である「中央感染状況指揮センター」の医療応変部の王必勝・副部長が31日、6月1日零時(フライトが台湾に到着する時間)より、すべての海外からの渡航者に対して唾液によるPCR検査を実施する決定を明らかにしました。
指揮センターは、今年1月11日からヨーロッパ、中東地区、韓国、東南アジア、インドからのフライトの旅客を対象に、空港で鼻咽頭ぬぐいによる検体採取を実施してきました。指揮センター医療応変部の王必勝・副部長は、それは新型コロナのオミクロン株の台湾への侵入を防ぐためだと説明しました。当時、防疫ホテル(隔離施設として使用されるホテルのこと)、防疫タクシー、空港の関係者への新型コロナ感染が相次いだため、水際対策を強化して感染状況が比較的深刻な一部の国・地域からのフライトの旅客を対象に、空港でウイルス検査を実施しています。
5月31日まで、合計2500便、延べ14万9000人余りに対して検査を行い、海外からの新型コロナの感染者を6200人検出しました。陽性率は4.2%でした。空港での鼻咽頭ぬぐいによる検体採取と唾液による検体採取を通して海外からの感染者の進入を95%以上水際で止めました。
王必勝・副部長は、「空港での検査(鼻咽頭ぬぐいによる検体採取)の陽性率が大幅に低下している。4月末を例にとってみると、陽性率が4%か5%ぐらいだったが、今は唾液検査の陽性率1%に接近している。空港での鼻咽頭ぬぐいによる検体採取の段階的な任務が一段落した。これから唾液検査に切り替える」と説明しました。
6月1日から、海外からの旅客は、空港で唾液による検体採取を受けてから結果を待たずに関連手続きを続けることができます。
なお、飛行機に搭乗する前に、搭乗日から数えて2日前のPCR検査陰性証明の提示が必要です。