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中正紀念堂の改造に6年、移行期の正義促進委員会が発表

  • 30 May, 2022
  • 王淑卿
中正紀念堂の改造に6年、移行期の正義促進委員会が発表
「移行期の正義促進委員会」が5月30日で任務終了。最後の仕事として、蒋介石・元総統を記念して建てられた中正紀念堂の中長期改造計画を提出した。(写真:RTI)

「移行期の正義促進委員会」はこのほど、蒋介石・元総統を記念して建てられた中正紀念堂の改造に関して、5項目の中長期計画を提出しました。

「移行期の正義促進委員会」は、「移行期の正義促進条例」に基づいて期限付きで設置された時限型の政府機関で、民進党政権の下で2018年5月31日に開設されました。台湾で過去の権威主義的な政治が行われていた時代に対して、歴史の真相を明らかにし、政治的な公文書を公開し、不公平な裁判によって有罪判決を受けた人の名誉回復を行い、それによって社会の和解を促進し、政党が不当な手段で取得した資産を処理・運用することが目的です。

「移行期の正義促進委員会」の設置期限は2年間で、これまでに行政院長の同意を得て2回延長された後、今年5月30日に任務が終了します。

「移行期の正義促進委員会」は、設置期限の満了を前に、移行期の正義で重要なテーマとなっているものの、これまで、まだ社会的なコンセンサスが形成できず、どのように処理するかも決まっていない中正紀念堂について、「移行期の正義促進委員会」としての改造計画を発表しました。

中正紀念堂は、総統府に近い台北市の中心部に位置する巨大な施設で、蒋介石・元総統を記念して建てられたものです。台湾では、現在の最大野党の国民党が蒋介石・元総統に対して個人崇拝を行い、今でも国民党支持者の間などにその影響が続いているのに対して、与党・民進党とその支持者の一部の人々は、蒋介石・元総統には戦後の権威主義政治による政治的な迫害の責任があるとして、中正紀念堂の処分を主張しています。

「移行期の正義促進委員会」が提出した改造計画は5項目から構成されており、6年をかけて実施するというものです。そのうち、現行法令の中正紀念堂組織法の改正、権威主義の象徴を処理するための準備、コンペティション方式による改造計画案の募集、文化財保護や都市計画に関係する法令に基づいた処理方式の検討、都市計画の変更と文化資産の再配置などが含まれています。

「移行期の正義促進委員会」は、中正紀念堂に設置されている蒋介石・元総統の銅像の排除、建物の外観改造、儀仗兵の廃止を主張しています。

なお、中正紀念堂は、文化資産保存法によって文化資産として「国定古跡」に指定されています。さらに、台北市の市定文化景観に指定されているため、中正紀念堂の処理を進める場合、法的な処理が必要となります。

「移行期の正義促進委員会」は、今年2022年に5項目の内容を確定し、2023年かに法令の改正、都市計画と文化資産計画の変更に向けた準備を進め、2024年と2025年に法令の改正を進め、2026年と2027年に組織改造を完了し、改造工事を段階的に実施することを提案しています。

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