行政院国家発展委員会が発表した4月の台湾の景気警告信号は、安定を示す「緑」信号でした。これまで好調を示してきた台湾経済ですが、3月に「緑」に低下し、4月は2カ月連続の「緑」となりました。ただし、4月の景気警告信号の総合判断指数は28ポイントで、同じ「緑」信号でも、3月に比べて3ポイント低下しました。
4月の総合判断指数が低下したのは、ロシアとウクライナの戦争、インフレ、金利引き上げ、中国大陸での新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンなどが引き続き影響を与えたためです。また、台湾での新型コロナウイルス感染拡大によって、卸売り、小売、飲食などの内需型産業の業績が低下しました。こうしたことから、台湾では景気減速のリスクが高まっています。特に、5月はさらに卸売り、小売、飲食で、新型コロナウイルス感染拡大の影響が強まることが予測されています。
ただし、現在、輸出は引き続き好調で、輸出が好調な産業分野で、原材料の不足が生産に影響を与えなければ、需要は堅調が続き、不利な要因による影響は小さいと見られています。