経済部統計処は20日、台湾の4月の輸出受注は519億米ドルで、前の年の同じ月に比べて5.5%減少だったと発表しました。台湾の輸出受注は25カ月連続でプラスでしたが、4月はマイナスに転じました。ただし、4月の輸出受注としては、過去2番目に高い数字でした。
経済部統計処ではこれについて、中国大陸での新型コロナウイルス感染拡大によってロックダウンなど感染防止対策が強化されたことによる影響が、予測を上回るものだったと指摘しています。
経済部統計処は、「現在のところ、5月は再びプラスを回復すると予測しているが、中国大陸でのゼロコロナ政策の動向が不透明なため、中国大陸でのロックダウン、生産活動の再開、サプライチェーンの回復などの状況を観察する必要がある。こうした不安定要素がもし6月に順調に解消された場合、遅れていた受注が集中し、需要が回復するだろう。もし6月に間に合わなければ、需要回復は7月にずれ込むことになるだろう」と指摘しています。
主要な商品項目では、電子部品が、前の年の同じ月に比べて4.3%増加にとどまりました。情報・通信機器は18カ月連続のプラスがストップし、21.5%減少でした。基本金属は19カ月連続のプラスがストップし、8.8%減少でした。これに対して、化学品、鉱産物は、国際原油価格が高騰していることから、2ケタの増加となっています。
また、経済部統計処によりますと、輸出受注のうち台湾での生産分は依然としてプラスを示しており、減っているのは海外生産部分の受注だということです。