世界保健機関(WHO)の年次総会である、第75回世界保健総会(WHA)が22日に開幕します。
外交部は19日、WHOがまだ各国が台湾を招くようテドロス事務局長に要求したことに応えていないと、遺憾の意を表しました。
外交部によりますと、台湾の国交国13ヵ国がWHO事務局に向け、台湾をオブザーバーとしてWHAに招くよう提案。また補足事項として今回のWHO本会議の議題に加えることを求めました。この提案が議題に組み込まれるかどうかは、世界保健総会(WHA)の総務委員会と本会議で議論されます。
WHAは22日に開幕します。アメリカのバイデン大統領が先日、「国務長官に対して台湾がWHAにオブザーバーとして復帰できるようにするための戦略を立てるよう求める法案」に署名。アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、台湾のWHOへのオブザーバー参加を招待するようWHOに対し強く要請しています。G7外相会合とヨーロッパの親台湾派国会議員によるプラットフォーム「フォルモサクラブ」も連名で台湾のWHA参加支持を表明するなど、国際的な声が高まっています。しかし台湾はまだ招待状を受け取っていません。
外交部の歐江安・報道官は19日、台湾はまだ招待状を受け取っておらず、WHOは国際社会の台湾に対する強い支持に応えるつもりがないとの見方を示しました。
歐・報道官は、「WHOが中立性と専門性の原則を守れないことについて、WHOは、WHO関連のメカニズムや活動への台湾の参加と、WHAへ出席することの必要性と緊急性、台湾のWHO参加を支持する国際社会の強い立場と声を繰り返し無視している。WHOが再び台湾をオブザーバーとしてWHAに招待することを拒んでいることについて、我々は不満や遺憾の意を表明したい。」と述べました。
歐・報道官は、台湾の参加への決意を示すため、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の李麗芬・政務次長(=副大臣)率いる訪問団をジュネーブに派遣し、各国の代表団と新型コロナウイルス対策などグローバルな公衆衛生問題について交流するとしました。
外交部と衛生福利部は引き続き、友好国および理念の近い国々と密に協力し、全力でWHOおよびWHAへの参加権を取り戻し、国民の健康、安全、福祉を守っていくとしました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)