第75回、WHA=世界保健機関年次総会が5月22日からジュネーブでリアルとバーチャルのハイブリッド形式で行われるのを前に、台湾の医師、薬剤師、看護師、検査技師ら20の医療団体が4日、与野党の立法委員(=国会議員)と共に、国際記者会見を開き、台湾のWHA参加のために声を上げました。
中華民国医師公会全国連合会によりますと、台湾は2009年から2016年まで毎年オブザーバーとして会議に参加していました。しかし2017年からWHO=世界保健機関が政治的な要因によって台湾を招待していません。しかし、台湾のWHAへの参加を支持する声は年々増加しており、昨年は28ヶ国のリーダーが台湾のために声を上げました。アメリカのマッケオン国務副長官は4月にWHOに対し、台湾をオブザーバーとしてWHAに参加させるよう要請しています。
与党・民進党の立法委員で、中華民国医師公会全聯会の理事長でもある邱泰源氏はあいさつの中で、台湾は政府が主導し、市民の協力の下、防疫の成績はトップクラスであるだけでなく、経済の成長も目に見えて明るい。新型コロナウイルスのパンデミックや、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、国際社会では公衆衛生と人権における協力の重要性を理解するようになった。台湾の20の大きな医療団体は今日、再度国際社会に向けて、台湾がWHAに参加し、世界に貢献する決意があることを表明すると語りました。
邱泰源・理事長は、
「今日の記者会見では、我々20の医療団体の代表と台湾の国際的地位に関心を寄せている立法委員たちと共に、WHOは台湾と台湾のWHAへの参加なくしてはなりたたない。台湾を参加させないことは人類の損失であると改めて国際社会に訴えるものだ」と述べました。
野党・民衆党の蔡壁如・立法委員は、台湾が国際公衆衛生医療と協力を始めて久しい。疫病が昼がる中でも多くの台湾の医療や技術者が世界各地で活躍し、世界の公衆衛生に貢献していると説明。
自身はいち看護師として、そしていち台湾人として、国際的な協力が公衆衛生医療にいかに重要であるかをよく知っている。
そして国連のSDGsの普遍的な価値の一つに「Leave no one behind(誰一人取り残さない)」と言うのがあり、WHOは国連の専門機関としてこの精神に則り、台湾を国際協力の外に置き去りにしてはならないし、台湾の協力への貢献から世界を排除してはならないと強調しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)