行政院主計総処が28日に台湾の今年(2022年)第1四半期の域内総生産(GDP)成長率の速報値を発表しました。それによりますと、台湾の今年第1四半期のGDP成長率(経済成長率)の速報値は3.06%で、2月時点の予測値より0.06ポイント上回りました。その主な原因は、商品の輸出は予想を上回ったことにあります。
主計総処によりますと、新興技術分野の各種アプリケーションの継続的な高い需要に加え、サプライチェーンにおける原材料不足の改善、半導体などの製品価格の値上がりなどから、第1四半期の元建てで輸出された商品が前年同期比21.6%増えました。輸入については、好調な輸出が続く中、輸入も増え、それに加えて世界中で原材料価格が高騰していることから、第1四半期の元建てで輸入された商品が前年同期比23.88%増えました。輸出入を差し引くと、海外のニーズは台湾の経済成長率を1.22ポイント押し上げることになりました。
第2四半期を展望して、主計総処は、中国大陸の上海のロックダウンが第2四半期から台湾経済への影響がやや明らかになると見ています。
主計総処の呉佩璇・専門委員は、上海のロックダウンは3月27日に始まった。第1四半期の統計数字からその明らかな影響があまり見えないが、上海とその周辺の江蘇省崑山などには台湾企業の工場がたくさんある。一部は減産、または生産停止で対応している。台湾に対する影響は第2四半期になると、明るみに出る。」と説明しました。
なお、台湾の中国向け輸出(香港を含む)を見てみると、第1四半期に輸出が前年比17%増えましたが、香港を除いたら、前年比12.98%の伸びとなりました。