台湾の新型コロナウイルス市中感染は拡大し続けています。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の指揮官である、衛生福利部の陳時中・部長は、4月末には市中感染者が1万人を突破する可能性を示唆しました。
衛生福利部は21日、行政院本会議(=閣議)で「新型コロナウイルスの現状および対応策」を報告しました。その中で、市中感染者が4月30日には95%の確率で1万5,583人から6,180人の間になるだろうとの予測を発表、最も正確な推計は9,599人だとしました。
衛生福利部疾病管制署の周志浩・署長は、「我々は数理モデルを用いて今後の新型コロナ流行の推移を推定している。我々は、短期間に国内での感染者がさらに増加すると予想している。その増加が緩やかであることを願っており、努力すべき目標である。我々の予測によると、4月30日に、市中感染者は9,600人となる可能性がある。これは数理モデルであり、予測不可能な部分があると強調しておく」と話しました。
市中感染が拡大する中、保護者たちからは、子どもたちのワクチンがいつ届くのかを心配する声が上がっています。
衛生福利部の薛瑞元・次長は、小児用のファイザーワクチン(BNTワクチン)は、ファイザーワクチン全体の調達分に含まれており、まもなく契約を結ぶと明かしました。
行政院(=内閣)の羅秉成・報道官も、小児用のファイザーワクチンはアメリカのファイザー社からのみ入手可能で、成人用のワクチンと同じ用量・成分ではないと指摘。ドイツのビオンテック社は、成人用ワクチンを小児用に量を減らして使用することを厳しく禁止していると述べました。
羅・報道官は、去年の第4四半期に衛生福利部 疾病管制署が調達契約交渉を開始しており、その中には小児用ワクチンの輸入も含まれていると話しました。各方面との調整が必要で、関係する話し合いの最終段階にあり、早期の契約締結を望むとしました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)