行政院環境保護署(略称:環保署)の張子敬・署長が、パラオでの基調講演で海洋環境の保全に取り組む台湾の決意を強調しました。
蔡英文・総統の特使としてパラオ共和国主催の第7回「アワオーシャン会合(Our Ocean Conference)」に出席した、行政院環境保護署(日本の環境省に相当)の張子敬・署長は14日、基調講演を行ったほか、外交部(日本の外務省に相当)の田中光・政務次長(=副大臣)、在パラオ中華民国大使館の黎倩儀・大使、海洋委員会海洋保育署の黄向文・署長らと共に、パラオのスランゲル・S・ウィップス・Jr大統領やマーシャル諸島のアマトゥレイン・カブア(Amatlain Kabua)国連常駐代表らと会談し、海洋保護や漁業のサステナビリティなどについて幅広く意見交換しました。
外交部によりますと、ウィップス大統領やカブア国連常駐代表は、台湾には食料の優れた研究開発の技術と、大気環境に関する豊富な知識がある。国交樹立国や太平洋の国々と共に手を取り合って、気候変動が食料の安全保障に与える危機や持続可能な漁業、海面上昇による脅威などの問題に対応することが出来ると見ています。これに対して、田中光・政務次長は、台湾の経験や技術を活かしてそれに協力し、各国と共に海洋のサステナビリティのために努力することを約束しました。
行政院環境保護署の張子敬・署長は、14日に行われたセッション「Tackling Marine Pollution(=海洋汚染の解決)」で基調講演を行いました。張・署長はその中で、台湾が国際社会と足並みをそろえた環境保護政策を実施し、地球を守るための責任を果たすために取り組んでいると紹介、台湾の海洋ゴミの回収率が6割以上、ペットボトルの回収率が9割以上、「アワオーシャン会合」の特別衣装に海洋ゴミを素材に台湾が作ったものが採用されたなど、具体的な例を挙げて、環境保全への台湾の取り組みを説明しました。
張・署長と特使団一行はその後、「アワオーシャン会合」が主催する閉会レセプションに招かれて出席。パラオのウィップス大統領は、あいさつのなかで、台湾の協力により、同会議が順調に開催されたことは、パラオ共和国と中華民国(台湾)の長く続く友好関係の成果を示すものだと改めて感謝しました。