台湾における新型コロナウイルスの感染がさらに広がっています。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である「中央感染状況指揮センター」は15日、市中感染が新たに1209人増えたと発表しました。新規国内感染者が1000人を越えたのは、新型コロナウイルスのパンデミック発生後、初めてです。
県市別に見ますと、北部・新北市が328人で最多、次は、同じ北部の桃園市の290人、その次は、東部・花蓮の146人、台北市の140人、高雄市の58人という順です。指揮センターの陳時中・指揮官は、北部の基隆市、台北市、新北市、桃園市のほか、高雄市と花蓮も高リスクエリアに指定しました。
15日に発表された新規国内感染者のうち、10人は中等症です。その大多数は高血圧と心疾患があります。
指揮センターの陳時中・指揮官は、正常な生活を確保するには、国民は大規模な感染拡大を受け入れなければならない。現段階の重点は、感染者数ではなく、「減災」の程度だ。薬、ワクチン、軽症と重症の分流という三つのルートを通じて感染状況の規模をコントロールすることだと説明しました。
陳時中・指揮官によりますと、14日、アメリカのファイザー社から購入するコロナの飲み薬4,100人分が台湾に到着しました。来週にはさらに1万人分以上届きます。指揮センターが先ごろ発注した70万人分は、第2四半期にも台湾に到着する見通しです。このような量はたぶん足りるだろうということです。
なお、指揮センターは14日、北部・新北市の軽症、または無症状の感染者の自宅療養を認めました。南部・高雄市も15日にその実施を申請しました。花蓮も準備中です。陳時中・指揮官は、各地方自治体に対して、大規模な感染が発生した場合、病院の余裕ある体制を確保するため、早急に軽症と無症状の感染者の自宅療養を実施する準備を始めるよう呼びかけています。