財政部によると、台湾の3月の輸出は435億米ドルで、前の年の同じ月に比べて21.3%増加でした。これで、21カ月連続でプラス成長となりました。
世界的な景気の安定成長、それにハイテク技術の新たな応用分野の拡大に伴う半導体の需要拡大によって、顧客が在庫を確保するため、調達を拡大したことから、電子部品の輸出が、引き続き輸出全体の成長を牽引しました。また、国際政治の緊張によって、国際的に原材料価格が上昇しており、これに伴って従来型産業の輸出額が増加しています。
ただし、ウクライナ情勢を受けて、台湾からロシアへの輸出は、前の年の同じ月に比べて55.3%減少、ウクライナへの輸出は95.7%減少でした。また、間接的に石油価格、原材料価格の上昇を招いています。ただし、情勢は複雑で、台湾の輸出にとってはマイナスの影響とプラスの影響の双方があるため、全体の影響については判断が難しくなっています。
なお、第1四半期(1~3月)の累計は1209億3000万米ドルで、前の年の同じ時期に比べて23.5%増加で、四半期当りとしては前の年の第4四半期(10~12月)に次いで、過去2番目に高い数字となりました。
財政部によりますと、現在のところ、第2四半期(4~6月)も2ケタ成長となることが予測されていますが、ウクライナとロシアの戦争、世界的なインフレ、中国大陸での新型コロナウイルス感染拡大に対する感染対策強化など、不確定要素が多く、また、比較の対象となる昨年の基準が高かったことから、今年下半期(7~12月)の輸出は成長率が上半期(1~6月)に比べて低下すると予想されています。
一方、3月の輸入は388億5000万米ドルで、前の年の同じ月に比べて20.3%増加で、1カ月当たりの過去最高を更新しました。これにより、17カ月連続でプラス成長となりました。これは、輸出の増加に伴う需要の増加、それに国際的な原材料価格の上昇が原因です。