蔡英文・総統は31日、台湾を訪問しているパラグアイのルイス・アルベルト・カスティグリオーニ商工大臣の表敬訪問を受けました。
蔡・総統は、新型コロナウイルスの感染が拡大してからのこの2年以上で、初めてパラグアイからの訪問団を総統府に招くことができ、双方の相互訪問が徐々に再開されているのを嬉しく思うと述べました。また、過去5年以上にわたり、台湾とパラグアイの協力、交流関係はますます密なものになっていると指摘。総統就任直後にパラグアイを公式訪問し、2018年にもパラグアイのマリオ・アブド・ベニテス大統領の就任式に出席したことについて話しました。
また、ベニテス大統領が就任後、初めて訪問した国は台湾で、両国の深い友情を示していると述べました。
蔡・総統は、ベニテス大統領と台湾は同じようにロシアのウクライナ侵攻を公に非難しており、台湾とパラグアイが、民主主義、自由の価値を擁護するパートナーであることを改めて示しているとしました。また、重要な国際的な場面、特に去年9月の国連総会でベニテス大統領が台湾の国連への参加支持を表明したように、台湾のために声を上げ、台湾への揺るぎない支持を示しているパラグアイに対し、感謝の意を表しました。
台湾とパラグアイの経済貿易については、蔡英文・総統は、双方は非常に緊密なパートナーだと指摘。台湾とパラグアイの経済協力協定(ECA)が2018年に効力を有してから、両国の貿易は成長を加速させていると述べました。
去年、台湾がパラグアイから輸入した冷凍牛肉は2.9万トンに達し、過去最高を記録。スーパーやレストランで販売されるのみならず、カップ麺の牛肉麺や、台湾風煮込みのギフトボックスなどの商品に加工され、台湾の消費者に人気となっています。
また、今年は牛モツの輸入も増えており、将来的にパラグアイから他の畜産物の輸入も検討しているということです。
蔡英文・総統は、「今年、われわれもパラグアイ産牛モツの関税ゼロでの輸入を始めた。このため、今年1月の輸入数量は去年の輸入総数量の3割に達している。また、他の畜産物について、パラグアイから輸入することも検討している。これらの交流・協力は台湾がパラグアイを重要視していることを表している」と述べました。
蔡・総統は、台湾はパラグアイとさまざまな分野で協力を深めていき、今後も互いに努力しあい、両国の関係を強化し、繁栄と発展していくことを願うとしました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)