台湾の大手旅行ECサイト「KKday」は29日、東京で、伊豆半島の観光振興を推進する「美しい伊豆創造センター」と連携協定を締結しました。「美しい伊豆創造センター」が協力協定を結ぶのは初めてです。
KKdayと「美しい伊豆創造センター」は、新型コロナウイルス収束後、観光交流を進めていきたいとしています。
台湾から日本を訪れたKKdayグループの陳明明CEOは29日リモート形式で、「世界で最も美しい半島計画」を推進している「美しい伊豆創造センター」の代表理事を務める静岡県三島市の豊岡武士・市長、専務理事を務める植松和男氏と共に協定書に署名しました。
連携協定への署名により、KKdayは日本と台湾などの旅行者へ伊豆半島の旅行商品を提供するほか、伊豆の業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援や、観光地域づくり法人(DMO)、人材育成などを支援します。
KKdayの陳CEOは、現在、新型コロナの感染状況は増減を繰り返しているものの、今年下半期には国際交流を再開できる可能性が高いと期待感を示しました。台湾の世論調査によりますと、将来海外との往来が再開された後、日本は台湾人が最も訪れたい旅行先であることから、旅行関連業者として今すべきことは、事前準備をしっかりすることだと述べました。
台湾に5年住んでいた、「美しい伊豆創造センター」の林田充・常務取締役は、多くの観光地域づくり法人(DMO)が、国外に向けて魅力を強くPRしているものの、実際の旅行商品を打ち出していないため、実効性がないと指摘。旅行見本市でKKdayの方法が同センターのニーズに合致していると気付き、さらにKKdayグループ日本支社の深井洋平・副社長と古くからの友人だったこともあり、すぐに協定締結が決まったと明かしました。
林田・常務取締役によりますと、新型コロナウイルスの蔓延以前は、台湾を訪れる日本人観光客は年間延べおよそ200万人、日本を訪れる台湾人観光客は年間延べ500万人を超えていたということです。「美しい伊豆創造センター」とKKdayの連携協定は台湾と日本の観光のアンバランスさを減少させることも狙いとなっています。
なお、2018年に伊豆を訪れた台湾人観光客は延べおよそ4万1600人で、伊豆を訪れる外国人観光客のおよそ1割でした。林田・常務取締役は、アフターコロナには、より多くの台湾人に伊豆を訪れてもらいたいと話しました。
(編集:風間みなみ/王淑卿)