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新型コロナ封じ込めのため、基隆で”準全員検査”実施

  • 31 March, 2022
  • 風間 南
新型コロナ封じ込めのため、基隆で”準全員検査”実施
「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官(写真)は30日午後、新型コロナウイルスの感染が拡大している北部の港町・基隆市を視察した際、基隆市で”準全員検査”を実施する決定を明らかにした。政府が検査キットを提供し、基隆市が取り仕切る。新型コロナ感染を封じ込め、同時に基隆モデルを確立し、今後他の県や市が参考にできるようにするのが狙いだ。(写真:CNA)

 台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部の「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は30日午後、新型コロナウイルスの感染が拡大している、北部の港町・基隆市を視察した際、基隆市で”準全員検査”を実施する決定を明らかにしました。

 政府が検査キットを提供し、基隆市が取り仕切ります。新型コロナ感染を封じ込め、同時に基隆モデルを確立し、今後他の県や市が参考にできるようにするのが狙いです。

 陳・指揮官は、「我々は基隆市で全員検査レベルのウイルス検査の準備をしている。政府が関連する簡易抗原検査キットを提供し、基隆市が配布、統計、回収を行う。これは重要で、普及させる必要がある。今後、規制を解除した時に、ある地域で新型コロナが発生した場合、全員検査の一種として採用することができる」と話しました。

 基隆市のカラオケ付きの飲食店でのクラスターは拡大し続けており、31日までに公表されているだけで90人の感染者が確認されています。

 以前、台湾で新型コロナの感染が急拡大した際、陳時中・指揮官は、偽陰性・偽陽性になる可能性から”全員検査”に反対していました。

 一部では”準全員検査”はダブルスタンダードではないかと疑問視されていることについて、陳・指揮官は31日、これまで簡易検査キットが普及しておらず、精度も低く、完全に違う次元だと強調しました。

 陳・指揮官は、「もし、おととしにしてたら、これら関連するものはなかった。去年していたら、その時は専門的な簡易検査がメインだった。しかも当時の精度も良くはなく、およそ7割程度しかなかった。今は家庭用の簡易検査キットがあり、比較的普及している。この精度は9割以上に達しており、この2つの次元はまったく違う状況だ」と説明しました。

 陳時中・指揮官は、新型コロナウイルスの感染力が非常に強いことから、台湾は将来、新型コロナと共存する可能性があるとし、もしも”準全員検査”が基隆市で成功すれば、将来的にはこのモデルで地域の封じ込めに利用できるとしました。

 また、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種を考えているかどうかについて、陳・指揮官は、その時が来て専門的な根拠が十分である場合、4回目の接種は可能で、ワクチンの数も十分にあると述べました。

(編集:風間みなみ/王淑卿)

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