蔡英文・総統が29日午前、総統府で、台湾を訪問中の全米民主主義基金(National Endowment for Democracy, NED)のデイモン・ウィルソン(Damon Wilson)会長一行の表敬訪問を受けました。
蔡・総統はあいさつの中で、現在全世界の民主主義の発展は、権威主義の拡張からの挑戦に直面している。ウクライナ危機発生後、多くの民主国家が一致団結してロシアの侵略行為を非難し、関連の制裁措置を実施すると共に、各種の支持、支援活動を発起したと指摘しました。
蔡・総統は、また、ウクライナの「領土防衛軍」は、社会全体の力を動員して国家を守っている。我々はその精神に感服している。ウィルソン会長は、ウクライナの民間団体と協力関係を構築したのみならず、スウェーデンとフンランドの国土防衛関連組織とも連携を強化している。台湾も関連の交流に参加したいと表明しました。
蔡・総統は、「ウクライナに対する台湾の人道支援物資の第一陣はすでにポーランドに到着した。ウクライナへの義援金もきのう28日時点では、台湾元8.9億元(約日本円38億円)に達している。この数字からもうかがえるが、ウクライナの人たちが民主と自由を守る決意は、台湾の人たちにとって他人事ではない。そのため、行動を通じて支持を表明した。台湾は将来、機会があればこれらの交流にも参加したい。その中から経験を学び、国民全体の防衛をさらに強化し、社会の各方面における強靭性を高めたい」と述べました。
ウィルソン会長は、あいさつの中で、まず標準中国語と台湾最大の方言・台湾語を使って「私は台湾人」といい、就任後、初のアジア訪問の際、台湾を最初の訪問先に選んだ理由は、この行動を通じて台湾と共にあることを示し、台湾の民主主義と全世界の民主主義を守りたい立場を表明すると説明しました。
ウィルソン会長は、全米民主主義基金は、台湾の良きパートナーなので、今年10月に台北で世界民主運動世界大会を開催する。台湾は、中心となる重要な役割を果たす。民主化運動の関係者が台湾に来る際、台湾から学ぶことができるほか、より多くの関係者に台湾の民主政治を理解してもらい、台湾を支持してもらうことができると期待を寄せました。