29日、台湾では新型コロナウイルスの市中感染が新たに33人増えました。この33人は、台湾の北部、中部、南部、東部に散在しています。そのうち、北部の港町、基隆市の飲食店から派生した警察官のクラスターも29日にさらに9人増え、累計48人となりました。南部・高雄市の化学工場、南東部・台東のクラスターでも新たな感染者が見つかり、中部・彰化でも感染例が報告されました。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は29日の定例記者会見で、台湾の北部、中部、南部、東部の多くの県と市で、感染経路不明のクラスターが複数報告され、しかも、地区と職場との関連性はない。これは、市中感染のリスクが高まっていることを示していると指摘、国民に対して警戒を高めるよう呼び掛けています。
しかし、陳・指揮官は、台湾におけるオミクロン株の感染状況は、世界各国に比べて相対的に規模が小さいことから、感染症警戒レベルを引き上げる必要はないとも明言しました。