台湾初のテキストをテーマにしたデザインコンテスト「教科圖書設計獎(教科書デザイン賞)」が行われ、15日、台北市の松山クリエイティブパークにある「台湾設計館」にて授賞式が行われた。36の受賞作品があり、台湾の創造性と想像力にあふれる未来の教科書を表した。総賞金は700万台湾元(日本円約2,900万円)に達した。
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台湾初のテキストをテーマにしたデザインコンテスト「教科書デザイン賞」が行われ、15日、台北市の松山クリエイティブパークにある「台湾設計館」にて授賞式が行われました。
教育部が推進し、台湾デザイン研究院が主催する「教科書デザイン賞」は台湾最初の教科書をテーマにしたデザインコンテストとなり、多くの学生やデザイナー、教科書出版業者が参加。
教育部の蔡清華・次長、台湾デザイン研究院の張基義・院長らが36組の受賞者を表彰しました。
教育部の蔡清華次長は、「今年、第1回の開催は、359件の作品の応募があった。表紙と学習デザインの2つの部門に分かれていて、表紙の方は、子供たちの興味を引くことができるかがポイントだった」と説明しました。
受賞した教科書作品には様々な創意工夫が凝らされていて、中には、感熱の原理を使って、消しゴムで表紙をこすると、隠れた文字が現れるといったものもありました。
表紙デザイン中学校部門で金賞を受賞したのは、康軒文教事業美術デザインチームの中学校の数学の教科書。鮮やかなブルーのクジラと、濃紺の背景を対比させると共に、オレンジとグリーンの三角形を合わせることで、クジラが三角形の中を泳いでいるような空間を作り出しています。
小学校部門で金賞を獲得したのは、吳怡葶さん、游語蕎さん2人の若いデザイナーによる、小学校3年生の英語のテキスト。青空によって言葉は世界とのコミュニケーションの架け橋ということを伝え、子供らしい手書きの絵を組み合わせることで、子供たちに英語学習への抵抗感を軽減しています。
吳怡葶さん
「私たちが考えたのは、英語は一つのボーダレスな言語だということ。そこで空という全世界に繋がるシンボルをつかって行こうという大きなアイデアが浮かんだ。」
受賞作品は台湾設計館04展示エリアで4月10日まで展示されています。展示では、教育用フォントの使用、ユニバーサルカラー、紙材のサンプル、視線追跡実験、デザインスタイルの変化など、近年の教育デザイン研究成果を紹介し、未来の教科書の更なる可能性を見出しています。
また、インタラクティブクリエーションエリアもあって、幅広い年齢層の子供たちが、自分たちで教科書のデザインを書いて、未来の教科書を想像することもできるようになっています。
(編集:中野理絵/王淑卿)