国立故宮博物院は、戦争が発生した際に収蔵文物を守るための避難訓練を、今年7月に実施する予定です
ロシアがウクライナに対する軍事行動を起こしたことから、戦争の際の貴重な文物の保護が注目されています。ウクライナ最大の博物館であるアンドレイ・シェプティツキー国立博物館は、戦火を避けるため、すべてのスタッフが1万点に上る収蔵品を避難させる準備を行ないましたが、避難先が見つかっていない状況です。
台湾の議会である立法院の教育委員会では14日、国立故宮博物院の呉密察・院長に対して、与野党の立法委員から質問が集中しました。
呉密察・院長は、「国立故宮博物院はこれまで、水害、火災、地震などに対する訓練は実施したことがあるが、空襲警報に対する訓練は行ったことがなく、災害対応作業要点にも文物を一時的に安全な場所に保管することについても決められていない」と指摘し、3月までに戦争に対応する作業基準を制定すると共に、7月に避難訓練を実施すると約束しました。
台湾の代表的な博物館で、中華文化の文物を収蔵する国立故宮博物院には、70万点近くの文物が収蔵されています。