ロシアがウクライナに侵攻してから2週間─。
世界の貨物輸送市場は、新型コロナによるコンテナ不足、港の混雑、運送費の高騰に続き、ロシアとウクライナの戦争勃発によって、さらに混乱に陥っています。
これについて、交通部(日本の国土交通省に類似)の王國材・部長は9日、現在のところ、ヨーロッパの主要都市への台湾の各航空会社は、その影響は受けていないと答えました。また海運は、政府がすでに省庁を横断するプラットフォームを立ち上げサポートしており、現在のところ、とても順調であるとしました。
王國材・部長は、「航港局、陽明海運、経済部、農業委員会が一つのプラットフォームを立ち上げた。国内の重要な物資、中でも生活必需品の輸送などに対してこのプラットフォームを通してサポートしている。例えば、価格の安定やコンテナの枠の分配など。現在非常にスムーズに進めている。」と説明しました。
交通部民用航空局の林俊良・副局長も、北東アジアからヨーロッパ、さらには中央アジアに向かう便は、シベリアなどロシア領空の北ルートを通過するものが多く、領空が閉鎖された今、多くの便が迂回していると説明。
中華航空(チャイナエアライン)のフランクフルトへ向かう便は北ルートが近いものの、ロシア領空の通過の際の費用が高いことから、燃油代やその他のルートの通過費用、風向きや天候などを計算し、南ルートを通る方が比較的経済的だと判断。香港上空を通過し、中央アジアを経由してヨーロッパに飛んでいます。
なお、ウクライナ領空は2014年に発生したマレーシア航空機の撃墜事件以降、台湾の航空会社はウクライナ領空を経由しないため、限られた影響しか及ぼさないと説明しています。
(編集:中野理絵/王淑卿)