総統府の張惇涵・報道官は23日、蔡英文・総統と蘇貞昌・行政院長が午前「ウクライナ情勢対策チーム」および関係部会からの報告を受けた後、蔡・総統がウクライナの最新情勢に対して4つの指示を出したと明らかにしました。
まず、台湾はロシアがウクライナの主権を侵害し、ロシアとウクライナの国境沿いの緊張を高めていることを非難するとともに、各方面に平和的な手段によって争いを理性的に解決し、共に地域の平和と安定を維持するよう呼びかけること。
台湾は国際社会の一員として、紛争の平和的な解決へ向けた有益な取り組みに参加したいとしました。
第2に、台湾海峡の軍事動向に対応した整備の強化を続け、国家の安全を確保すること。
蔡・総統は、現在、台湾海峡周辺およびインド太平洋地域の軍事動向は、国家安全局、および国軍が全て把握しているとし、国家安全局、および国軍は台湾海峡周辺の軍事動向に対する各種の監視と早期警戒を強化し、関係整備の強化を続け、すぐに対応できる状態にし、国家の安全を確保することを指示しました。
第3に、認知作戦への対応を強化することで、社会の人々の士気を安定させること。
蔡・総統は、台湾とウクライナの情勢は地政学的にも、地理的条件も、国際的なサプライチェーンの重要性においても根本的に異なる。しかし、外部からウクライナ情勢を意図的に操作して、台湾社会の士気に影響を与えようとすることについて、政府の各部門は、外国勢力および現地の協力者による認知作戦を防ぐとともに、偽情報を明らかにすることを強化し、台湾の内部情勢を安定させることを指示しました。
最後に、ウクライナ情勢が国際・国内のエネルギー、食糧、物価、株式市場・為替市場などに与える中・長期の影響に対応するため、行政部門は世界経済の変動に引き続き注目し、対応できるよう強化すること。
重要な物資、物価、および金融市場の安定をはかり、影響を最低限に抑える必要があるとの指示を出しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)