台湾最南端、屏東県三地門郷の台湾先住民・パイワン族の石板屋がこのほど、2022年「パリ・デザイン・アワード 」で銀賞を受賞しました。
この作品は、屏東県東三地門郷巴格達外文化芸術協会が屏東県政府の支援を受け、樹徳科技大学の専門的な指導の下で完成したものです。作品の名前は、「呼吸する石板屋」です。
屏東県の潘孟安・県知事によりますと、この作品は林恵珍さんと、林伝馨さんの二人がパイワン族の職人と共に作り上げたものです。台湾先住民の部族の一つであるパイワン族には、伝統的な石造りの家があります。それを2019年から3年をかけて屋内、屋外の修繕を行い、梁と柱を補強、水も漏れしていた石の屋根、木の彫刻、装飾などを補修して完成させたものです。パイワン族が持つ古くからの伝統的な生活様式や文化が再現されています。
この作業を中心となって進めた林恵珍さんと、林伝馨さんの二人は、「頭目」と呼ばれるパイワン族の古いリーダーの子孫です。
屏東県では、地域社会の発展のため、特色のある文物を積極的に開発し、環境保護、文化の伝承、地域コミュニティーの育成と結び付ける案件に対して、支援を行っています。