蔡英文・総統は9日午前、台湾を訪れているソマリランドの外交および国際協力省のエッサ(H.E. Dr. Essa Kayd Mohamoud)大臣率いる訪問団の表敬訪問を受けました。これは、エッサ大臣が2021年9月に就任後、初の台湾訪問です。
蔡・総統は挨拶の際、ソマリランドの初の訪問団の来訪を歓迎すると述べ、台湾は近年、外交上において多くの新境地を開いており、そのうちの一つがアフリカのソマリランドと言う新しい友人を作ったことだと述べました。
蔡・総統は、
「台湾とソマリランドは共に自由民主の価値を共有している理念の近いパートナーである。一昨年2020年、互いに代表処を設置して以来、新たな友人はすでに親友になった。ソマリランドは台湾が東アフリカ地域でアフリカ計画を推進する際の重要な拠点になった」と語りました。
蔡・総統は、両国は多くの交流を持つだけでなく、コロナ禍も医療衛生において協力を強化している。台湾が贈る15万回分の台湾製メディゲン・ワクチンがすでにソマリランドに届いたが、これは台湾が海外にワクチン支援を行った初の例である。今後、台湾はソマリランドやその他の国々と共に努力し、強靭性のある防疫システムを構築し、世界の防疫対策にさらに貢献していくと語りました。
また、ムセ・ビヒ・アブディ大統領に台湾にぜひお越しくださいと伝えてくださいと話しました。
エッサ大臣は挨拶の際、今回の訪問はハイレベルの公式訪問であり、非常に歴史的意義がある。そして、両国の強固な友好関係においても非常に重要なマイルストーンとなったと語りました。また、ソマリランドと台湾は、アフリカとアジアの民主の指標であり、双方の関係は非常に重要であると述べました。
エッサ大臣はまた、
「ソマリランドは主権国家である。国際法に基づいて、他の国との平和的かつ友好的な外交関係を結ぶ権利を有している。このようなパートナーシップを阻止しようとするいかなる脅迫や威嚇などの手段は、国際社会の秩序や慣行を乱すだけでなく、この地域と世界の平和、安定、安全保障の促進に貢献するものではない」
と語りました。
エッサ大臣は、ソマリランドは、他国からの援助に頼るのではなく、貿易と投資方面の潜在力を発揮できるようになりたいとしています。ソマリランドは石油や天然ガス、鉱物および観光資源と言った、大きな経済力や多くの投資機会を有しており、ソマリランド政府は台湾の大手企業の貿易と投資を歓迎するとしています。
また、台湾がワクチンを寄贈し、ソマリランドが新型コロナと戦うことを支援してくれたことや、奨学金の提供など多方面で支援してくれていることに感謝の意を表しました。
訪問団は12日まで台湾に滞在し、王美花・経済部長、農業委員会の陳吉仲・主任委員、海洋委員会海巡署の周美伍・署長、中華民国対外貿易発展協会の黃志芳・董事長ら、政府高官のほか財団法人国際協力発展基金会、台湾中油公司、世曦工程顧問公司(CECIエンジニアリング)などの団体も訪問し、台湾とソマリランド両国の協力分野について意見交換を行う予定です。
(編集:中野理絵/王淑卿)