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台南の「隆田chacha文化資産教育園区」、1/15オープン

  • 15 January, 2022
  • 王淑卿
台南の「隆田chacha文化資産教育園区」、1/15オープン
15日にオープンした「隆田chacha文化資産教育園区」には、嘉南大圳をテーマにする台湾最大規模の没入型演劇体験の出来る没入型劇場、インタラクティブ装置、パブリックアート、台南考古学センターなどが設けられおり、参観者は、人文と水の文化から織り成すリアルとバーチャルの情景を楽しむことが出来る。(写真:CNA)

1月15日は、農民暦ではお寺や廟への参拝、建設工事の着工式、建物の上棟式、種まき、旅行、取引、金運を求めること、機械を設置すること、車を組み立てること、結納などに適する、めでたい日とされています。

ですから、台湾各地では各種のイベントが15日からスタートしています。例えば、台湾南部・台南市にある烏山頭ダムの近くに「隆田chacha文化資産教育園区」が15日にオープンしました。園区はパークのことです。

この園区では、四つの鉄道を連結する産業の遺構が保存されているほか、台湾中南部の農水施設、嘉南大圳の支線もここを流れています。百年の歴史のある嘉南大圳の物語の一環だといえます。

嘉南大圳(かなんたいしゅう)は、1930年(昭和5年)に竣工した台湾最大規模の農水施設で、日本統治時代の最も重要な水利工事の一つでもあります。

設計は総督府の技師、八田與一氏が担当し、1920年9月に着工、1930年4月10日に竣工しました。総工費は5,414万円でした。工事は、当時東南アジアで最も大きなダム、烏山頭ダムの建設から始まり、その後、水路も建設され、曽文渓と濁水渓という二つの水系を接続しました。

台南市の黄偉哲・市長は、「隆田chacha文化資産教育園区」のオープニングセレモニーであいさつし、この園区は1.7ヘクタールあり、総工費は台湾元2億3,000万元(約日本円9億5,000万円)に達し、「四鉄共構」が最も大きなセールスポイントだと紹介しました。

「四鉄共構」は、台鉄(在来線・台湾鉄道)、糖鉄(お砂糖やその原料であるサトウキビを運ぶ台湾製糖業のトロッコ列車が走行する鉄道)、塩鉄(台湾唯一の製塩企業である台塩実業の鉄道)、水鉄(烏山頭ダムを建設した際の鉄道)、この四つの鉄道が集まるところです。

黄偉哲・市長はまた、「隆田chacha文化資産教育園区」は、「文化資産(文化財)教育」をテーマとする台湾初の園区だ。この園区の設置から文化資産の保存と再利用に対する台南市の重視が伺えるとアピールしました。

「隆田chacha文化資産教育園区」は、烏山頭ダムに近く、「四鉄共構」の産業の遺構が保存されています。線路、台湾製塩企業である台塩実業の隆田貯蔵運送ステーションと倉庫群が完全な形で保存されているほか、嘉南大圳麻豆支線もここを通っています。

「隆田chacha文化資産教育園区」には、嘉南大圳をテーマにする、台湾最大規模の没入型演劇体験の出来る没入型劇場、インタラクティブ装置、パブリックアート、台南考古学センターなどが設けられ、参観者は、人文と水の文化から織り成すリアルとバーチャルの情景を楽しむことが出来ます。

アクセス:在来線・台湾鉄道に乗って台南の隆田駅で下車、南に向かって徒歩150メートルのところになります。

住所:台南市官田区新生街43号

営業時間:水曜日から月曜日までの午前9時から午後5時まで

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