国防部全民防衛動員署(略称:全動署)のプレート除幕式が30日に行われました。有事の際の予備役(在郷軍人)動員強化に備えるため、政府は予備役の動員について改革を行い、「国防部全民防衛動員署」を新設することを決めました。
蔡英文・総統は、プレート除幕式であいさつし、国防部に「国防部全民防衛動員署」の新設を指示した、最も重要な目的は、予備役の動員について改革を行い、現役軍人と在郷軍人の一体化を図り、省庁を横断する協力関係を構築することにあると説明、国民に、政府が国民全体による国防を推進する決意を示すためでもあると強調しました。
蔡・総統によりますと、国民全体による防衛という観念を浸透させてこそ、はじめて強固な国防体制を築くことができ、わが国を守ることができると共に、国際社会にも、我々の「戦争を恐れないものの、戦争を求めない」原則と、国家を守る決意を見せ付けることができるということです。
蔡・総統は、「科学技術は日進月歩。戦争のパターンも変わりつつある。非伝統的安全保障上の脅威に晒されている今日、国家の安全保障は、国軍の任務だけでなく、私たちすべての国民が共同で担う責任でもある。現在、国民全体を対象とする国防マニュアルを作成中。内容は、各種の防空避難、戦争がもたらす災害、動員のメカニズムなど、多岐にわたっている。それは、国防への参与を強化し、国防に対する理解を深めるためだ」と説明しました。
蔡・総統は、国防部全民防衛動員署(略称:全動署)に三つの任務を与えました。一、予備役の教育訓練は来年から毎回14日に延長し、訓練項目を増やすこと。二、国防部が各省庁や各地方自治体と連絡を密にとり、省庁を横断する協力メカニズムを構築し、有事のときに運用できる人的資源と物資を確実に把握すること。三、国防部全民防衛動員署が国防のニーズを見て動員計画を再確認することと、動員された各省庁と地方自治体が国防政策に合わせ、動員の力を高め、国家を守る力も強化しなければならないという三項目です。