台湾では30日、新型コロナウイルスの市中感染はないものの、海外からの感染例が24人増え、再び一日としての最高を更新しました。海外からの感染例のうち、アメリカからは12例で最多です。
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の陳時中・指揮官は、海外の感染状況が非常に深刻で、最近、新たな感染例が相次いで記録を更新している。29日一日だけで全世界では、新型コロナの新たな感染例が165万8,000人あまり増加したと説明しました。国別で見た場合、アメリカでは一日47万人、イギリスが22万人、フランスが20万人、イタリアが9万人あまりも増えたということです。
「中央感染状況指揮センター」は、新型コロナワクチンの接種を急ぐよう呼びかけています。
一方、台湾における海外からの感染者数も急増しています。9月は173人、10月は181人、11月は183人でした。しかし、12月30日時点ではすでに387人が確認され、31日には400例を超えるだろうと見込まれています。これから海外からの感染者は、一日50人を越えてもおかしくないということです。
陳時中・指揮官は、「世界各国における新型コロナウイルスの感染はまだピークに達していない。コロナは多くの国々で猛威を振るっており、感染者数が指数関数的に増加しているため、海外からの感染者が一日50人増えてもおかしくない。台湾は今後も防疫対策をしっかりと行っていかなければならない」と警戒を呼びかけています。
なお、「中央感染状況指揮センター」によりますと、台北市のある防疫ホテル(隔離施設)では、隔離中の宿泊客三人が新型コロナに感染したことが確認されました。この三人はそれぞれ異なる国から入国しました。ホテルでの部屋も別々のフロアにあります。「指揮センター」は、現在ウイルスのゲノム解析を行っています。これは、防疫ホテルでの集団感染かどうかは、ゲノム解析の結果次第です。