外交部が21日、韓国の第4次産業革命委員会がカンファレンスの当日に、台湾の唐鳳(オードリー・タン)・政務委員(=無任所大臣)による演説を突然取り消したことについて、韓国の台湾駐在代理代表を外交部に呼びつけて強い不満を伝えると共に、中華民国台湾の韓国駐在代表、唐殿文・代表を通して韓国政府にも厳重抗議しました。
「第4次産業革命委員会」は2017年、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の指示で結成された組織です。韓国の国務総理を含む委員長2人と、各部署の首長12人がメンバーとし、AI人工知能とデータなど最新の科学技術を検討し、国家レベルで第4次産業革命の関連産業の発展を促進するのが狙いです。
外交部の欧江安・報道官が21日に明かしたところによりますと、同委員会は今年9月、オードリー・タン政務委員を今月16日に開催した「2021第4回産業革命グローバル政策カンファレンス」に招き、会議でオードリー・タン政務委員のことを「台湾のデジタル大臣(Digital Minister, Taiwan)」と紹介する予定でした。外交部は、国際社会との交流促進に努力するオードリー・タン政務委員に感謝の意を表するとともに、中華民国台湾は主権独立国家であり、世界各国と交流を深める権力があると再度強調しました。
欧江安・報道官は、「政府は国家の主権と尊厳を守ることを堅持し、すべての民主国家との協力関係を深めていき、自由、民主、人権など普遍的な価値を守り、世界の善良な力であり続ける」と強調しました。
欧江安・報道官によりますと、オードリー・タン政務委員の演説を取り消した理由について、韓国側は「両岸関係の各方面を考慮した結果だ」と説明しました。しかし、中華民国台湾の韓国駐在代表による抗議に対しては、理由を説明していませんでした。外交部の呼びつけに応じた韓国の台湾駐在代理代表も理由を説明せず、韓国の外交部に台湾の強い不満を伝えると承諾し、台湾と韓国の実質的な協力関係は変わらないと再度強調しただけでした。
(編集:曽輿婷/王淑卿)