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蔡・総統、大潭藻礁を視察 「環境保護と国家発展両立可能」

  • 25 November, 2021
  • 王淑卿
蔡・総統、大潭藻礁を視察 「環境保護と国家発展両立可能」
台湾中油の第3液化天然ガス受け入れ基地が桃園大潭藻礁海岸と海域から退去することの是非を問う住民投票が12月に行われる。蔡英文・総統は25日午前、地元の藻礁の生態系と北部・桃園市観音区にある大潭ガス火力発電所を視察し、談話を発表した。蔡・総統は、「我々は汚染のさらに少ない発電方法を探すことが出来る。現在、中南部には、石炭を使う火力発電所がたくさんある。北部で天然ガスによる発電の割合を増やせば、二酸化炭素の排出量を半分減らすすることができ、大気汚染を三分の二まで抑えることが出来る。藻礁の生態系を保護し、中南部の大気汚染を改善するのは、一石二鳥の方法だと思う」と分析した。

台湾中油の第3液化天然ガス受け入れ基地が桃園大潭藻礁海岸と海域から退去することの是非を問う住民投票が12月に行われます。蔡英文・総統は25日午前、地元の藻礁の生態系と北部・桃園市観音区にある大潭ガス火力発電所を視察し、談話を発表しました。

蔡・総統は、25日の視察は、メディアの報道を通じて国民に第3液化天然ガス受け入れ基地の現状、および藻礁の保護と保全に尽くした政府の努力を理解してもらいためだと説明しました。

蔡・総統によりますと、8年前、「藻礁永存(藻礁の末永い存続)」と書いたのは、観新藻礁を保護するためです。しかし、今、観新藻礁はすでに保護区になっています。大潭藻礁を保護するため、第3液化天然ガス受け入れ基地は、藻礁のある海辺から1.2キロメートル離れた場所に建設されることになり、藻礁における開発面積も以前の10%に縮小されました。台湾中油は、藻礁の現状を伝えるため、観新藻礁エリアと大潭藻礁エリアにカメラを設置し、国民に藻礁の様子を24時間ライブ配信しています。

蔡・総統は、大潭ガス火力発電所は、北部の電力の重要な供給源だ。地域の電力の均衡化において鍵となる役割を果たしている。中南部の大気汚染を改善するポイントでもあるが、台湾中油の第3液化天然ガス受け入れ基地による天然ガスの供給が必要だと説明しました。

蔡・総統は、「我々は汚染のさらに少ない発電方法を探すことが出来る。現在、中南部には、石炭を使う火力発電所がたくさんある。北部で天然ガスによる発電の割合を増やせば、二酸化炭素の排出量を半分減らすすることが出来る。そして大気汚染を三分の二まで抑えることが出来る。藻礁の生態系を保護し、中南部の大気汚染を改善するのは、一石二鳥の方法だと思う」と分析しました。

蔡・総統は、台湾には世界レベルのハイエンドの製造業がある。国家の安全と経済の発展のため、政府は電力の安定供給を図る必要がある。しかし、それと同時に、2025年をめどに温室効果ガスの排出を正味ゼロにする「2025年ネットゼロ」という世界各国共通の目標に呼応する必要もある。こうした中で、低炭素で汚染の少ない天然ガスは重要なエネルギーになっていると強調しました。

なお、「藻礁」は、死亡した「無節サンゴモ類」が石灰化し、形成された「植物礁」です。平均10年に1センチしか伸びていません。桃園市の大園から観音を経て新屋まで続く「藻礁」は、数千年の成長により、ようやく今日の規模になっていますが、沿岸部の工業区の開発により、その規模は、27キロメートルから5キロメートルまでに縮小しました。

桃園の「藻礁」は、生態系が豊富で、百種類近くの生物が生息しています。その中には、保護対象となっているアオウミガメやシナウスイロイルカなども含まれています。桃園の「藻礁」は、世界的な海洋学者として名高いシルビア・アール博士率いるNGO「ミッション・ブル―(Mission Blue)」からも高い評価を受けています。

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