台湾の10月の輸出受注額が、三つの記録を更新しました。
日本の経産省に当たる経済部が22日に10月の輸出受注統計を発表しました。それによりますと、10月の輸出受注は、591億米ドルで前年同月に比べて14.6%増加、10月としては過去最高でした。今年1月から10月までの輸出受注の累計額は、5,407億3,000万米ドルとなったことから、経済部は通年の輸出受注額が過去最高の6,500億米ドルに達する可能性もあると予測しています。
10月、台湾は、輸出受注の面で三つの記録を更新しました。10月の輸出受注額が過去最高を記録したほか、1月から10月までの輸出受注額が過去最多、この間の前年同期比伸び率30.2%も1988年以来の記録を塗り替えました。
地域別で見た場合、東南アジア諸国連合(ASEAN)からの輸出受注額が55億9,000万米ドルで、前年同月比37.5%増加し、過去最高となりました。経済部統計処の黄于玲・処長の分析によりますと、アメリカと中国の貿易摩擦発生後、多くのハイテク企業が生産拠点を東南アジア諸国に移しています。その影響で、ハイテク製品の受注が増加、さらに半導体の受注をも促進していることが、受注額の大幅増加につながりました。黄・処長はさらに、10月になって同地区では新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きを見せていることから、ロックダウン措置が解除され、ペントアップ需要が受注額を押し上げたことも指摘しました。
そのほか、アメリカは、前年同月比0.5%、中国大陸と香港が21.7%、ヨーロッパが18.2%と、これらの地区からの受注額もそれぞれ過去最高額を更新しました。
黄・処長は、11月の輸出受注額が590億米ドルから605億米ドルになり、前年同月比2.1%から4.7%増加すると予測したほか、今年1月から11月までの累計額は6,000億米ドルを突破する可能性があると指摘、これまでの経験に基けば、すべての四半期が前の四半期を上回っているため、通年の輸出受注額が6,500億米ドルを突破することができる見込みです。