蔡英文・総統が4日午前、総統府で台湾を訪問中の欧州議会の特別委員会「偽情報を含む、EUのすべての民主的プロセスへの外国の干渉に対応するための特別委員会(INGE)」一行の表敬訪問を受けました。
蔡・総統はあいさつの中で、欧州議会は10月の本会議で、「欧州連合(EU)と台湾の政治関係と協力」と題するレポートを圧倒的多数で可決した。このことは、台湾にとって大きなニュースであり、強い支持でもあるとし、欧州議会の議員らに謝意を表すると共に、台湾と欧州連合は、今後も各分野におけるパートナー関係をさらに深めていくと信じていると述べました。
蔡・総統によりますと、台湾とチェコは10月、サイバー攻撃に向き合い、情報セキュリティ対策の強化に向けて連携を深めるための覚書に調印しました。同特別委員会(INGE)の代表を兼務する、フランス国籍のラファエル・グリュックスマン議員が公式訪問団を率いて台湾を訪問する目的は、複合的な脅威とフェイクニュースへの台湾の対策に対する理解を深めることにあるということです。
蔡・総統は、「フェイクニュースに対抗する民主連盟を作りたい。ここ数年、台湾とアメリカが、『グローバル協力訓練枠組み(GCTF)』を共同で立ち上げたのは、より多くの国々との交流を強化したいためだ。オーストラリアも正式なメンバーになった。我々は、一緒に国際社会における法の支配を強化し、共にサイバー犯罪を打撃し、フェイクニュースの被害を防ごうとしている」と説明しました。
グリュックスマン議員は、欧州議会が初めて公式訪問団を台湾に派遣した。それは、ヨーロッパの議員に代表される公民の心における台湾の民主政治の重要さを示している。台湾は、この地域における、発展を遂げている民主的な政治体制だ。全世界の民主主義を愛好する関係者はそれを守り、大切にすべきだとの見方を示しました。
グリュックスマン議員は、「私たちがここに来たのは、非常に簡単ではっきりしたメッセージを伝えたいためだ。あなたがたは孤立無援ではない。ヨーロッパはあなたがたと共にある。共に自由、法の支配、人間の尊厳を守っていることを伝えたい」と、今回台湾を訪問する目的を説明しました。
グリュックスマン議員は、今回の台湾訪問は、重要な第一歩と見なすべきだ。より強固なパートナーシップを築くため、これから双方は指導層の対面などをセッティングする必要があると述べました。
なお、「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」は、台湾とアメリカが2015年に立ち上げた人材育成の枠組みです。