10年以上の育成を経て、行政院農業委員会農業試験所(日本の農水省に相当)が10月27日、台湾初のコーヒー品種「台農1号」を発表した。新品種のコーヒー豆は、台湾のような中・低標高域の自然環境に適性をもち、生産量も通常品種の1.2倍ある。アメリカスペシャルティ協会(Specialty Coffee Association of America/SCAA)の評価では80点以上を獲得し、「スペシャルティコーヒー」レベルに認定された。
現在、台湾で栽培されているコーヒーの品種はほとんど海外から導入されて来たもの、中・低標高域における適応力がよくない。農業委員会農業試験所は、「台農1号」が今後、海外のコーヒー品種に代わり、台湾のコーヒー産業に新たな1ページを切り開くことを期待している。
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10年以上の育成を経て、農業委員会農業試験所が10月27日、台湾初のコーヒー品種「台農1号」を発表しました。今後台農1号が、海外のコーヒー品種に代わり、台湾のコーヒー産業に新たな1ページを切り開くことが期待されています。
台湾におけるコーヒーの需要が近年ますます高まっており、市場規模も急速に拡大しています。統計によりますと、台湾のコーヒーへの年間支出金額はおよそ台湾元800億元(およそ日本円3,273億円)に達し、コーヒー生豆の年間輸入量はおよそ3.6万トン、台湾における年間生産量はおよそ1000トンで、年間生産高はおよそ台湾元10億元(およそ日本円40億円)です。消費市場の活況に対して、まだまだ発展の余地があります。
現在台湾におけるコーヒーの栽培場所は、中高標高域がおよそ栽培面積の30%、中標高域が35%、低標高域が35%です。海外から導入されてきたコーヒーの品種は、標高の低い地域では、生産量も品質も不安定です。
このことを受け、農業委員会農業試験所は10年以上かけてコーヒーの育成に取り組み、ようやく台湾初のコーヒー品種「台農1号」の育成に成功し、今年7月に育成者権を取得しました。農業試験所はすでに種苗業者と契約を結んでおり、早ければ3年後には、台湾品種のコーヒーを楽しむことができます。
農業試験所の林学詩・所長は、「『台農1号』は長年の研究を経て育成した初の台湾のコーヒー品種である。生産量は一般品種の1.2倍で、台湾のような、中低標高域の自然環境に適性がある」と説明しました。
農業試験所によりますと、台農1号の豆は焙煎後、果物のようなまろやかな酸味とナッツのような濃厚な香りがします。アメリカスペシャルティ協会(Specialty Coffee Association of America/SCAA)の評価では80点以上を獲得し、「スペシャルティコーヒー」レベルに認定されました。
農業試験所によりますと、ここ十年間、台湾のコーヒー市場はスペシャルティコーヒーを好む傾向があります。コーヒーの生豆がスペシャルティコーヒーレベルに認定されたら、単価が比較的高くなります。「台農1号」コーヒー豆の今後の相場が高くなると予測されています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)