台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」が29日に発表したところによりますと、台湾では、はじめて新型コロナウイルスの変異株デルタ株から派生した新たな変異株「AY.4.2」に感染した域外感染者が見つかりました。50代のイギリス男性です。
この男性は、アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社が共同開発した新型コロナワクチン「ファイザー製ワクチン」を2回接種したことがあり、しかも二回目の接種から14日間経過しました。
男性は、22日に台湾入りした後、そのまま集中隔離施設に入居しました。隔離施設でのはじめてのウイルス検査で感染が分り、入院したため、市中に広がる心配はないということです。
「中央感染状況指揮センター」の医療応変組(部)の羅一鈞・副組長(副部長、写真左)によりますと、現在、「AY.4.2」はイギリス、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの42カ国で検出されました。アジアは、最近、イスラエルでも初めての感染例が見つかりました。現在、「AY.4.2」に対する知識がかなり限られており、その感染力はデルタ変異株より10%高くなっていることしか分りません。感染状況やワクチンの保護力に対する影響は、さらなる研究が必要だということです。