蔡英文・総統が先ごろ、アメリカの著名なニュースチャンネルCNNの単独インタビューを受けました。このインタビューの内容が28日に掲載されました。蔡・総統は、インタビューの中で、中国による脅威が日増しに強まっていると述べたものの、台湾の人々が中国の圧力に屈服しないと強調しました。
蔡・総統はインタビューの中で、中国の習近平・国家主席と対話をする意向も示しました。
CNNは28日、「台湾総統が、中国からの脅威が日増しに強まっていると述べ、アメリカ軍が台湾にいることを認めた」と題して蔡・総統の単独インタビューの内容を掲載しました。CNNは、インタビューの中で蔡英文・総統のことを「台湾の総統」と呼んでいます。文章の中でも台湾海峡両岸のことを、「台湾」、「中国」とはっきり紹介しています。
蔡・総統は、インタビューの中で、はじめてアメリカ軍が台湾で国軍の訓練に協力していることと、海外の盟友が台湾を支持していることを認めたほか、習近平氏の野心により、台湾海峡両岸では緊張が高まっていることも指摘しました。蔡・総統は、過去数十年来、アメリカ軍が台湾で軍隊の訓練に協力していることを認めた初めての国家元首です。台湾に駐留していたアメリカ軍は、1979年両国の国交断絶後、台湾から撤退しました。
蔡・総統は、台湾にいる2,300万人は、毎日自分の民主制度と価値を守るために頑張っている。政府は、台湾人がしかるべき自由を獲得するのに取り組んでいる。
なぜなら、我々が失敗したら、この価値を信じている人たちも、これが彼らの奮闘目標であるかどうかを疑うようになるからだと説明しました。
蔡・総統は、北京当局との関係改善にも言及、その可能性を放棄しないと述べ、中国の政治指導者・習近平氏と対話を行う意向を示しました。我々は中国側と対話を行う意向を再三表明したのは、これは台湾海峡両岸関係について誤解が生じることを避ける最もいい方法だからと説明しました。
CNNは、記事の中で、蔡・総統は2024年1月の任期満了まで、あと二年半余りあり、退任までの最重要課題は、台湾を世界とリンクすることと、台湾を分裂させようとするほかの政府に対抗することだと紹介しました。蔡・総統は、インタビューの中で、「人々が私のことを、人民をさらに団結させた政治指導者と覚えてほしい」とコメントしています。