チャンネル登録数140万人を超えている台湾の人気YouTuber「小玉」は、人工知能(AI)を使った「ディープフェイク」技術で、インフルエンサー、政治家などの有名人の顔を合成したアダルト動画を配信したことで逮捕された。
警察は小玉の台湾元1千万元(約日本円4073万円)にのぼる財産を差し押さえており、被害を受けた80数人の身元を特定した。
弁護士は、被害者は名誉権と肖像権の侵害を主張し、賠償を請求することができるとしている。なお、検察官は、同じ手口による犯罪は他にもあるとして、調査を進めている。
*****
チャンネル登録数140万人を超えている台湾の人気YouTuber「小玉」は先日、人工知能(AI)を使った「ディープフェイク」技術で、有名人の顔を合成したアダルト動画「ディープフェイクポルノ」を配信した疑いで逮捕されました。
調査によりますと、動画を見るには、まず台湾元400元(約日本円1629円)を支払ってチャットルームに入り、さらに400元を払って会員になれば、5分の人気動画を50本視聴することができます。完全版の動画を視聴するには、さらに台湾元1900元(約日本円7738円)を支払って、VIPになる必要があります。
これまでに、動画を購入した人数は4500人を超え、小玉は総額台湾元1000万元(約日本円4073万円)の収入を得たということです。被害者の数は少なくとも80人いるということです。
弁護士の劉韋廷氏は、「被害者はもし自身の肖像でイベントやCMに出演し、金をもらったことがあれば、それを参考に肖像の価値を主張することができる。有名人たちの名誉はかなり価値があるから、損害賠償額も相当高くなる」と説明しました。
違法動画の拡散を防ぐため、フェイスブックは、フェイスブックでのディープフェイク動画のアップロードを禁止すると強調しました。
ネットには、ディープフェイク動画がたくさんあります。検察官は同じ手口による犯罪は、他にもあると見て調査を進めています。
(編集:曾輿婷/王淑卿)