在来線・台湾鉄道(台湾鉄路管理局)の都市間特急列車EMU3000が日本のグッドデザイン・ベスト100を受賞しました。
台湾鉄道の観光列車、「鳴日号((Future))」も昨年同賞を受賞し、台湾鉄道の列車が日本のグッドデザイン賞を二年連続受賞の快挙となりました。
グッドデザイン賞を運営する公益財団法人日本デザイン振興会が20日に発表したところによりますと、台湾鉄路管理局の都市間特急列車EMU3000が鉄道・船舶・航空機部門の今年のグッドデザイン・ベスト100に選ばれました。昨年「鳴日号観光列車」が受賞したのは一般のグッドデザイン賞だったのに対し、EMU3000が選ばれたのは、グッドデザイン金賞など、特別賞の候補でもあるグッドデザイン・ベスト100です。台湾の公共交通機関がグッドデザイン・ベスト100を受賞するのは初めてです。
日本のグッドデザイン賞は、ドイツのIFデザイン賞とレッド・ドット・デザイン賞、アメリカのインターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(IDEA)と並んで、世界の四大プロダクトデザイン賞に数えられています。
グッドデザイン賞は、毎年激しい競争が繰り広げられています。昨年、審査対象となったのは、4,769件でしたが、実際受賞したのは、1,395件のみでした。グッドデザイン・ベスト100はさらに受賞が難しいです。台湾鉄路管理局では、今回EMU3000が数多くの優れた製品からグッドデザイン・ベスト100に選ばれたことは、台湾鉄路管理局がここ数年進めてきた「美学の復興」が一定の成果を挙げたことを示すと喜びました。
EMU3000は、外観の設計の主軸は「Silent flow」、デザイナー野末壮さん、日立製作所、台湾鉄道美学設計チームが共同でデザインを手掛け、12両編成50本600両が今年(2021年)12月から都市間特急列車として運行に加わる予定です。すでに3編成が台湾に到着しており、現在台湾鉄道がメーカーの日立製作所、そして独立した認証機関(IV&V)と共に性能面での調整とテストを行っています。
なお、EMU3000がグッドデザイン・ベスト100に選ばれた理由として、「意匠としての精度の高さのみならず、地元の誇りとともに、土地に根ざしていく未来の時間軸までのデザイン」が評価されたと報じられています。