蔡英文・総統が7日、台湾を訪問中のオーストラリアのトニー・アボット元首相の表敬訪問を受けました。蔡・総統は、まず初めて台湾を訪問するアボット元首相に歓迎の意を表しました。
蔡・総統はあいさつの中で、台湾とオーストラリアの関係に触れ、双方は重要な貿易のパートナーであり、最近、台湾は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への参加を申請した目的は、台湾とオーストラリア、および台湾と世界各国との経済貿易面におけるつながりを強化することにあると説明しました。
蔡・総統は、安全保障問題についても言及、オーストラリア政府が戦略を調整してインド太平洋地域の政治情勢の変化に積極的に対応し、アメリカ、日本、インドと日米豪印戦略対話「Quad(クアッド)」を通して同盟を強化し、会談の中で台湾問題に関心を示したほか、オーストラリア政府は、多くの国際的な会合で、台湾による国際組織への参与に支持を表明し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調したと感謝しました。
蔡・総統は、「この場を借りてアボット元首相が台湾とオーストラリアとの経済連携協定締結、台湾のCPTPP加盟への支持、並びに台湾海峡の平和と安全保障を重視するよう呼びかけるなど、台湾のために声をあげてくれたことに感謝したい」と述べました。
蔡・総統は、台湾は今後も、地域の平和と安定の維持に努め、新型コロナワクチン、新たな科学技術、気候変動、サプライチェーンなどの面で、自由民主を共有しているパートナーとの連携をさらに強化したいと表明しました。
アボット元首相は、今回の訪問の目的は、台湾が国際組織に参加できるようサポートすることだ。現段階できるのは、台湾との関係促進だ。特に貿易分野だと述べ、CPTPPの加盟国に、台湾の参加を支持するよう呼びかけました。