フリーダイビング団体のアプネア国際振興協会(AIDA)が9月28日、世界選手権に参加した中華民国台湾の国旗をライブ映像から撤去しました。抗議を表明した台湾フリーダイビング協会(AIDA TAIWAN)は、日本など10か国からの支持を得ています。
台湾の選手5人は、キプロスで行われたフリーダイビング世界選手権に参加、主催機関のアプネア国際振興協会(AIDA)は9月28日、映像をライブ配信した際、突然中華民国台湾の国旗を撤去したため、台湾の選手、侯一明・選手は、試合に出場した選手44人のうち、唯一国旗のところが空白になっている選手となりました。
台湾フリーダイビング協会によりますと、中華民国の国旗が出た画面は、中国での配信に影響を及ぼした原因となったことで、主催機関は、映像配信をスムーズに行うため、台湾フリーダイビング協会に事前通知なしに映像に出ていた中華民国の国旗を撤去することを決めました。
台湾フリーダイビング協会は、この決定が軽率すぎると主催機関に抗議すると共に、他の参加国の支持も呼びかけました。その結果、日本、ロシア、アメリカ、クロアチア、オランダ、オーストラリア、韓国、フランス、ドイツ、スロベニアなど10カ国も、自身の国旗削除を求めるなどして台湾への支持を表明しました。
アプネア国際振興協会(AIDA)は1日、公式ウェブサイトで台湾への謝罪声明を発表しました。同協会は声明の中で、世界選手権のライブ配信で発生した中華民国台湾の国旗撤去事件について謝罪したい。中国当局が配信を中止したことに驚いた。我々のスタッフはその対応に追われた。しかし、教訓も得た。今後は別々のストリーミングサービスを提供することで事件の再発を防ぐと明らかにしました。
なお、日本フリーダイビング協会(AIDA JAPAN)も2日、フェイスブックに投稿し、「我々の声援は、主催機関が『スポーツの政治的中立性』という基本原則に違反したことへの抗議に過ぎない」と表明しました。
日本フリーダイビング協会は9月29日午前、声明を発表し、AIDAインターナショナルに対し、YouTubeのライブ配信における中華民国台湾の国旗を撤去したのと同じように、日本の国旗も撤去するよう求めました。理由は、台湾だけがこのような不利な状況に置かれていることを座視できない。我々は台湾と共にある。政治がスポーツに介入することは許せないということです。