蔡英文・総統は20日、中国大陸が台湾産果物のバンレイシとレンブの輸入を停止したことに対して、「中国が予告なしに、一方的に私たち台湾からのバンレイシとレンブの輸入を停止した。私たちの政府はすでに抗議を申し入れている。中国は国際貿易のルールを守らず、一方的に双方の防疫の秩序を破壊した。私はまた、行政院農業委員会に対して、人々の利益を保護するため、対策を立てるよう指示した」と語りました。
バンレイシは、釈迦頭、シュガーアップルなどとも呼ばれる果物で、レンブ(蓮霧)はワックスアップルとも呼ばれています。中国大陸の海関総署は19日、今年に入って台湾から輸入したバンレイシとレンブから害虫のコナカイガラムシを複数回検出したため、20日から台湾産のバンレイシとレンブの輸入を一時停止すると発表しました。蔡英文・総統の談話は、これに対するものです。
蔡英文・総統は、前日夜にもSNSのFacebookを通じて、中国大陸を厳しく批判し、「中国が国際貿易のルールに違反するのはこれが初めてではない。突然発表するというこの種の手法は、正常な貿易上の考慮からではない」と指摘しました。また、蔡英文・総統は、与野党が一致して、中国の故意による政治的な干渉で発生する市場への打撃を最小限に抑えるよう呼びかけ、「政府は各種のルートを通じて、農業生産者の名誉を回復する」と述べています。
中国大陸は今年3月にも、台湾からのパイナップルについて、やはりコナカイガラムシが検出されたことを理由に、輸入を禁止しています。