台湾北部・新北市の幼稚園で発生した新型コロナのクラスターで、新たに3人の感染が確認され、人々に緊張が走っている。公衆衛生の専門家は向こう2週間はさらに感染者が現れると予測しており、政府は市民が積極的なウイルス検査を受けるよう促すべきだとしている。しかし、感染源がどこからなのかについて、長庚大學ウイルス研究センターの施信如・主任は、現在複数の感染が起きていて、追及するのは意味のない魔女狩りだ。今は積極的な防疫対策をすべきだと語った。
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新型コロナのデルタ株が入ってきたことで、学校やコミュニティで緊張が走っています。
クラスターが発生した幼稚園がある新北市では大規模なスクリーニング検査が行われ、コミュニティでは消毒が毎日行われています。
幼稚園での感染事案は拡大を続けていて、9月12日には新たにその前日に感染が確認された幼児の母親の同居人で、幼児の祖父である70歳の男性の感染が確認されたほか、幼児の母親の同僚とその妻と子供も感染が確認されました。
専門家は今後、2週間はさらに感染者が現れると予測しています。
台湾大学公衆衛生学部の陳秀熙・教授は
「散発的な隠れた感染の連鎖が現れているのは、デルタ株であるからだと考えられる。デルタ株は少数が無症状の間に高いウイルス量を持っていて、このように隠れた感染の可能性があると考えている」と語りました。
現在の感染拡大の事案は、エジプトから台湾に戻ってきた父親が感染源である可能性があると思われていますが、この点について一部の専門家は、憶測の域を超えないといしています。
長庚大學ウイルス感染研究センターの施信如・主任は、
「真の感染源は一人や少数の人では判断できない。防疫対策上、海外から入ってきた人たちは長い時間の隔離を経ている」
新型コロナと向き合っている“ウイルスの父“と呼ばれる中央研究院の
賴明詔氏は、最近、台湾に戻ってきて、まさに隔離を受けているところで、台湾の防疫コントロールについて評価をしています。そして、次のステップはウイルスとの共存を学ぶべきだと考えています。
賴明詔氏は、
「新型コロナウイスは今後も存在し続け、人類と共存していく。ワクチンをおよそ70%から80%の人が2回接種完了すれば、解除を宣言し始めてもいい」と語っています。
しかし、台湾のワクチン産業チェーンと製薬産業チェーンは将来のウイルスの変化球防止のために追いつく必要があるとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)