鴻海精密(HONHAI)創業者の郭台銘氏は6日、ファイザー・ビオンテックの新型コロナウイルス・ワクチンの調達について、まず今年の目標量の800万から900万回分を目指すと表明しました。ただし、年内により多くのワクチンが台湾に届くよう、努力しているところだと強調しました。
アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社が共同開発した新型コロナ・ワクチンについては、台湾当局が中国大陸の代理店との取引を望まず、ビオンテックとの直接取引を希望したため交渉が進まず、調達できない状況が続きました。
こうした中で、郭台銘氏は、民間で調達し政府に寄贈する形での調達を提案し、台湾当局もこれに応じて、郭台銘氏らに調達を委託する形式を認めました。
民間での調達には、鴻海精密の永齢基金会のほか、半導体最大手の台湾積体電路(tsmc)、宗教団体の慈済が参加し、それぞれ500万回分、合わせて1500万回分の調達を目指しています。
郭台銘氏は、論議を呼んでいるワクチンのラベルについて、今週中に台湾に到着する予定の2回目までは中国大陸で使われている簡体字のラベルを使用しているが、それ以降は台湾向けに制作したラベルが使用されると指摘しました。それが9月21日の中秋節前後に到着した後、毎週70万から80万回分のペースで到着する予定だということです。