総統府に直属する歴史研究機関「国史館」は、李登輝・元総統が亡くなって1年になることから、28、29日の2日間、「李登輝と台湾民主化」と題する学術記念シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムには、 台湾と海外の研究者が参加し、李登輝・総統時代の台湾と中国大陸の関係、財政・経済、軍事・国防、憲法改革、移行期の正義、台湾の主体性、生命史など各分野から討論を行いました。
このシンポジウムでは、東京外国語大学の小笠原欣幸教授が「「李登輝と総統直接選挙-四分之一世紀の成果を回顧する」と題して基調講演を行いました。また、行政院国家発展委員会の龔明鑫・主任委員、政治大額台湾史研究所の薛化元・教授、台湾大学歷史学科の花亦芬・教授などが出席し、合わせて17本の論文が発表されました。
最後の総合座談会では、国史館の陳儀深・館長が、李登輝・元総統の家族、秘書、それに台湾政治史の研究者を招いて、複合的な視点から李登輝・元総統の生涯を深く理解することに努めました。
なお、国史館は現在、「1991年、李登輝と台湾民主元年」と題する特別展を開催しています。この特別展は、李登輝氏が1990年に中華民国の第8代総統に選出されてから進めた、憲法改正、国会全面改選、政府組織改造、総統直接選挙などの事績を展示しています。