台湾でベトナムからの密輸肉が市場に流出した初めてのケースを受け、行政院農業委員会(日本の農水省に相当、略称:農委会)の陳吉仲・主任委員は25日午前、現在国内のアフリカ豚熱(ASF)の防疫面は非常に深刻な状況となっていると語りました。
内政部警政署の発表によりますと、第一段階の調査対象1300以上の業者のうち、19件の密輸肉製品が発見され、農業委員会家畜衛生試験所に送り検査したところ4件の肉製品からアフリカ豚熱(ASF)の陽性反応が出たとのことです。そのうちの2件は生肉でした。
また、この4件の陽性反応が出た肉製品は、彰化(中部)、台南(南部)、高雄(南部)といった主要養豚地域からでした。
アフリカ豚熱(ASF)防止のため、農業委員会は緊急に4大対策を打ち出しました。
陳吉仲・主任委員は4大対策として、各自治体に養豚場の全面調査実施、ベトナム企業の未確認肉製品の調査強化、環境保護局による電柱脇に設置された生ごみ容器の撤去、労働部と内政部を通して出稼ぎ労働者や新住民にショートメッセージを送り、違法な肉製品を購入しないよう呼びかけることだと説明しました。
陳吉仲・主任委員は
「彰化、台南、高雄、ここは台湾の主な養豚場だ。このような状況に直面し、行政院長は部会を超え、国境で密輸肉製品を阻止することを求めただけでなく、農業委員会は即日から中秋節前までにすべての畜産場をしっかりと守らなければならない。そのために多くの重要な仕事を進めなければならない」と語りました。
また、畜産農家に「必ず(畜産場を)守りましょう」と呼びかけました。そして、県市という枠を超えて会議を行い、各自治体に4大政策への協力を要請するとしています。
(編集:中野理絵/王淑卿)