行政院農業委員会は22日、密輸された豚肉製品からアフリカ豚熱(ASF)ウイルスが検出されたと発表しました。この豚肉製品は、ベトナムから密輸されたもので、ハム、ソーセージなど合わせて71キログラムです。
旧暦8月15日の中秋節が近づいていることから、この業者は、中秋節に使われる月餅など大量の肉を含んだ商品を輸入していますが、その輸入貨物の中に、輸入が禁止されている肉製品を混入させて密輸していました。この事件は、市民からの告発によって発覚したもので、捜査当局は、この業者の輸入記録から、他に密輸された肉製品が市場に出回っていないか調べています。
アフリカ豚熱の感染が始まって以来、3年半になりますが、密輸された豚肉製品からアフリカ豚熱の陽性反応が出たのは初めてです。
行政院農業委員会では、台湾全土の6700軒余りの養豚業者に対して、ブタにエサとして与える生ごみについては、感染を避けるため規定に従ってあらかじめ熱を加えるよう、呼びかけています。
また、行政院環境保護署では、出所が分からない肉製品、生の豚肉などは、直接、生ごみ回収に出さず、ゴミとして捨てるよう呼びかけています。
新北市地方検察署は23日、このアフリカ豚熱ウイルスが検出された豚肉製品を密輸したとして、ベトナム出身の2人の身柄を拘束して調べていると発表しました。