行政院(内閣)の蘇貞昌・院長(首相)が12日、台湾の新型コロナウイルス感染症対策について水際対策の厳格化の継続などを指示しました。
蘇貞昌・行政院長は、隣国では新型コロナウイルスが猛威をふるっているが、台湾での感染が確認された症例は一日10数例、または一桁になっており、感染状況は、落ち着いていてコントロール可能になっていると指摘、現時点での感染症対策の重点として、「水際対策の厳格化」、「迅速な疫学調査」、「ワクチンの接種」を挙げました。
蘇・行政院長は、水際対策について、入国者に対する三回のウイルス検査の徹底、密輸と密入国の取り締まりの厳格化、感染状況に合わせる水際対策の調整を求めました。蘇・院長は、各部会に対して、新型コロナ警戒レベルが引き下げられた後の防疫対策を明確で実行可能なものにし、感染確認者が出た場合、その場所の関係者は、濃厚接触者を迅速に把握できるよう協力しなければならないと指示しました。
ワクチンについて、蘇・行政院長は、世界的にワクチンが不足し、新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るう中、世界各国はいずれもワクチン不足の問題に直面している。それにしても、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」は、ワクチンの調達に全力を尽くしているとし、12日午後に到着する、台湾が自ら購入するイギリスのアストラゼネカ製ワクチンを含めて、台湾が取得したワクチンはすでに1000万回分を超え、台湾におけるワクチン接種率は、8月中旬にも40%を上回る見通しを示しました。
行政院の羅秉成・報道官は、蘇・行政院長の談話として、「台湾における新型コロナワクチンの接種率は、5月16日時点では1%しかなかった。しかし、ワクチン接種予約プラットフォームの構築と各地方自治体の努力の下、接種率は7月末に25%の目標を達成、12日現在は38%になり、8月中旬には40%を突破する見込みだ」と伝えました。