バルト三国の中で最も南にある国、リトアニアと台湾が代表処の相互設置に合意、台湾は、7月20日、リトアニアに「駐リトアニア台湾代表処」を設置すると発表、リトアニアもそれに同意しました。「駐リトアニア台湾代表処」は、台湾名義でヨーロッパに設置される初めての在外公館になります。中国の国交国に台湾が台湾名義で在外公館を設置するのも初めてです。
リトアニアは先月発表したニュースリリースの中で、「国家」を使って台湾のことを形容し、今年の秋に台湾に代表処を設置する予定を明らかにしました。
これに対して、中国の外交部は10日、ニュースリリースを発表し、「最近、リトアニア政府は、中国側の度重なる交渉を顧みずに台湾当局が『台湾』名義で『代表処』を設置することに同意した。このことは、両国が国交を樹立した際の共同コミュニケの精神に反し、中国の主権と領土の完全を損なっている。中国政府は、これに断固反対し、リトアニア駐在の中国大使を召還することを決定すると共に、リトアニアに対しても駐中国大陸を召還するよう求めた」と述べました。
中国政府は、「一つの中国」原則を重ねて強調、リトアニアに誤った決定を撤回するよう求めると共に、台湾に対しても国際社会で国家の分裂を画策しようとすることは絶対成功しないと警告を発しました。
これに対して、リトアニアは、「遺憾」を示すと共に、台湾と互いにメリットのある関係を発展させることを決意したと強調しました。リトアニア外務省は10日、声明を通じて立場を表明し、「リトアニア外務省は、中国のこの行動を残念に思う。ここで重ねて表明した。リトアニアは『一つの中国』原則の下、台湾と互恵の関係を発展させたい。ヨーロッパ連合(EU)と世界の多くの国々のように」と述べました。
リトアニアのガブリエリウス・ランズベルギス外相は、ロイター通信社のインタビューの中で、「我々は、中国側のメッセージを受け取った。わが方の立場も表明した。つまり、リトアニアは、自身の政策を維持する。なぜなら、わが方が実施しているのは、リトアニアの政策のみならず、ヨーロッパの多くの国々の政策でもあるからだ」と述べました。