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蔡・総統、「文芸春秋」に答え 東アジア安全保障対話メカニズムの構築に期待

  • 10 August, 2021
  • 王淑卿
蔡・総統、「文芸春秋」に答え 東アジア安全保障対話メカニズムの構築に期待
蔡英文・総統が先ごろ、日本の月刊誌「文芸春秋」の独占インタビューを受け、新型コロナウイルスの防疫対策、台湾とアメリカとの関係、台湾と日本との関係、両岸関係、香港の情勢、台湾の半導体産業の発展、台湾による国際組織への参加問題、地域の安全保障と経済などの問題について文芸春秋の質問に答えた。このインタビューの内容は10日に出版された文芸春秋の9月号に掲載されている。(写真:総統府提供)

総統府が10日、蔡英文・総統が先ごろ、日本の月刊誌「文芸春秋」の独占インタビューを受けた際の内容を公表しました。蔡・総統は、インタビューの中で、新型コロナウイルスの防疫対策、台湾とアメリカとの関係、台湾と日本との関係、両岸関係、香港の情勢、台湾の半導体産業の発展、台湾による国際組織への参加問題、地域の安全保障と経済などの問題について文芸春秋の質問に答えました。このインタビューの内容は10日に出版された文芸春秋の9月号に掲載されています。

蔡・総統は、インタビューの中で、地域の情勢について、今年4月に行われた「日米首脳会談」は共同声明の中に、「両国が台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」などの文言を盛り込んだことに触れ、過去半世紀、日本とアメリカが日米首脳会談で台湾に言及したのは初めてだとし、感謝を表明しました。

蔡・総統はまた、6月、イギリスで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)でも、台湾海峡の平和と安定の重要性が言及され、これは、世界の主要な先進国が台湾海峡の平和と安定を極めて重視していることを示し、台湾海峡の現状を破壊しようとするのは台湾ではないことを証明したと指摘しました。

蔡・総統はさらに、近年、中国はアジア太平洋地域に対して大きな野心を示しており、この地域の平和と安全保障に大きな不確定要素をもたらしている。このような状況の下、日本とアメリカなどの国々が、台湾海峡の問題を論議し、それに大きな関心を寄せたことは、軍拡を続けている中国にある種の「信号」を送っているという見方を示しました。

蔡・総統は、中国は、各種の政策を策定する際、国際社会の動向を考慮すべきだとし、主要な先進国の台湾に対する関心が高ければ高いほど、連携が強ければ強いほど、中国が軍事活動などを含む政策を策定する際、さらに慎重になるべきだと呼びかけています。

蔡・総統は、台湾と中国の軍事力の格差についても触れ、台湾の国防予算が限られているため、資源を「非対称戦力」の増強と国防の自主性向上に集中させると共に、周辺国家との連携と対話も不可欠だと指摘、東アジア地区における安全保障に関する対話メカニズムの早期構築に期待を寄せました。蔡・総統は、台湾は地域の平和を守る責任を担いたいと重ねて表明しました。

蔡・総統は、台湾の一貫した立場は、「圧力に屈服せず、支持を得ても暴走しない」と強調、安全保障戦略を策定する際、地域の平和と繁栄は、最重要な考慮だ。台湾の防衛能力の向上にも努めていると説明しました。

なお、アメリカと日本は、中国との経済関係の安定を図りながらも、外交と安全保障の面で、中国を阻止する力を強めざるを得なくなっています。同じような挑戦に直面している台湾は、この問題にいかに対処するかとの質問について、蔡・総統は、他の国々に比べて台湾はさらに大きな挑戦に直面しているとした上で、台湾は生産拠点と市場の分散化により、中国に対する依存度を下げ、各種のリスクを考え、貿易パートナーと投資先の多元化にも取り組んでいると説明、これは、これまでにない挑戦だが、台湾にとって経済分野でさらに高みを目指すチャンスでもあると述べました。

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