台湾北東部・宜蘭県の「東澳」というところは、その標準中国語の発音が、東京オリンピックの標準中国語の略称「東奥」とまったく一緒なので、最近人気スポットになっています。
東京オリンピックに参加している台湾の代表選手は、相次いで好成績をあげたため、多くの人たちは、この東京オリンピックフィーバーに乗じて、台湾鉄道の宜蘭県東澳駅を訪れています。
その中でも、駅前広場にある、駅名が書かれた大きな看板、または、プラットホームの駅名板など、東澳という二文字があったものに特に人気が集まっています。これらの人たちは、自分で用意したメダルや、「金牌(ゴールドメダル)」という商品名の台湾ビールを使って、駅名の「東澳」の澳のさんずいを隠して記念撮影をして台湾選手を応援しています。東澳駅を訪れる人は多いときで1日500人以上に上るということです。
台湾鉄路管理局・東澳駅の呂明益駅長によりますと、特に8月1日(日曜日)は、台湾全域を対象に発令されている新型コロナウイルス感染症警戒レベルが7月27日から2に引き下げられた後の初めての休日なので、外出する人が増えていました。これらの人たちのうち、東澳駅に立ち寄り、記念撮影をする人が少なくなかったというです。
東澳駅は、宜蘭県南澳郷東岳村にあります。在来線「北廻線(北廻り鉄道)」の「二等駅」に属します。台湾鉄道は5日、翌日の6日から10日まで、東澳駅を出発駅とする切符を買えば、「東奥TAIWAN」という文字が印刷された、記念月台票(プラットフォームに入る入場券)を一枚プレゼントするイベントを行うと発表しました。
東澳駅の駅名の看板は、白を基調に、その上には緑のラインと黒い文字があります。これは最近、ネットで話題になっている、東京オリンピック・バドミントン男子ダブルスでの、台湾の王斉麟(ワン・チーリン)選手と李洋(リー・ヤン)選手の金メダルが確定した瞬間のビデオ判定映像に似ていることから、台湾鉄道は特にこれらをコンセプトにデザインした、記念月台票(入場券)を出し、東京オリンピックに敬意を表しているということです。
それに加えて8月8日は、台湾では父の日とされているため、6日から10日まで、毎日午前8時から午後5時まで、「お父様と一緒に東澳を訪れて金メダルをゲットしよう」というオリンピック応援イベントを行う予定でしたが、台湾では、新型コロナウイルスの感染がまだ収束しておらず、このイベントが防疫ネットワークの抜け穴にならないようにするため、台湾鉄道はこのイベントの開催を中止しました。