EU(欧州連合)は15日、スロバキア共和国が台湾に対して新型コロナウイルス・ワクチン1万回分を無償提供すると発表しました。EUのメンバー国では、これまでにリトアニアが台湾へのワクチン提供を発表しています。スロバキアはこれに続いて2カ国目となります。台湾へのワクチン提供は、EUのシステムを通じて行われます。
スロバキアでは、昨年、新型コロナウイルス感染が拡大しました。その際、台湾の中央政府、地方自治体が相次いで70万枚のマスクなどの防疫物資をスロバキアに提供しました。今回は、その返礼として、感染拡大の中でワクチンが不足している台湾に対して、ワクチンを贈ることになったということです。
アジアの国・地域の中で、台湾はスロバキアへの投資額が第2位です。 台湾系企業は、スロバキアで数千人の雇用を創出しています。
なお、スロバキアの国会外交委員会は、今年5月、台湾のWHO(世界保健機関)年次総会への参加を支持する決議を通過させています。
これに対して、台湾の外交部の欧江安・報道官は16日、次のような声明を発表しました。
欧江安・報道官は「スロバキア政府は、EUのシステムを通じてワクチンを提供するため、現在、最終的な関連の法的手続きを進めている。このため、ワクチンの種類、いつオクラレルカなどについて、詳細を確認中だ。外交部はスロバキア政府と緊密に連絡を取り合い、適切な時点で国民に説明する」と表明しました。