台湾ではここ数日、新型コロナの感染者数が減少してきている。台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部である中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は6日、「全体の感染状況がコントロールできれば、業者の防疫措置や対応能力を見極めたうえで、飲食店の店内飲食を開放する計画だ」とした。ただし、開放することが目標ではなく、感染の状況が重要ポイントだと強調した。
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台湾の新型コロナの感染者数が徐々に減少してきています。
7日の新規域内感染者数は39人で、そのうち23人は感染源が判明しています。
台湾南部・屏東で発生した新規変異株・デルタ株のクラスターにおいては、昨日6日に新たに1名の感染者が確認。この対象者は6月20日に白ナンバータクシー運転手と共に茶芸館へ行ったとして隔離リストに入りました。また6月26日に防疫ホテルから集中隔離施設へ移る際、クラスター感染者と同じ車だったことから、2つの経路からの感染の可能性があります。ただしサイクル数(Ct値)が高く、抗体は陰性であったことから、最近感染したものと結論付けています。
台北農産品物流マーケティング株式会社の第一市場と第二市場、および環南市場については、中央感染状況指揮センターの陳時中・指揮官は、5日に行った大規模検査では新たな感染者は出なかった、しかし環南市場で周辺住民と市場に対して行った簡易検査では3人の感染が確認された。そのうち2人は過去に感染したことがある人で、残りの1人は卸売業者で、市場の店舗スタッフではなかった。卸売市場の感染確認者のゲノムは全てアルファ株で、屏東のデルタ株とは関連性はないと説明しました。
感染状況が落ち着いてきたことで、7月12日以降、警戒レベル3級が解除されるのかに注目が集まっています。
陳時中・指揮官は、現在は感染状況をコントロールできている。関係各所での予防措置や対応能力を見極めたうえで指揮センターは開放する方向へ準備する。ただし、7月12日まで全体の感染状況をみて最終判断をすると述べました。
陳時中・指揮官
「飲食店で店内飲食を認めるとするならば、ソーシャルディスタンス、仕切り板の設置、共用の食器の使用停止、実聯制、検温、消毒といった基本対策を必ずすること。できない場合は元に戻す(制限策を再度実施)。これは統一の規定ではなく、個別業者を対象にする。もしできないのであればテイクアウトにすればいいし、できるのであれば店内飲食が認められる。早めに準備をして欲しい。」
陳時中・指揮官は、警戒レベル3級から引き下げるには、1週間に発生したクラスターが3つ以下であること、もしくは毎日、感染経路不明の域内感染者数が10人以下であることが基準となっていると説明。7日の時点で、4日連続でこの条件に符合しています。
ただし、この指標も不確定で、国内の感染状況が指標の中間値にあります。そのため、指揮センターも感染状況のコントロールと対応能力を基に、新たな警戒レベルを検討しているところだとしました。
(編集:中野理絵/王淑卿)